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非常持ち出し袋について
非常持ち出し袋を作ろう
非常持ち出し袋とは
地震・津波・洪水・土砂災害等、即刻避難する必要があるときに必要なものを最低限すぐに持ち出せるように詰めて常備しておく鞄・または袋です。
最初から必要なものがすべてパッキングされた持ち出し袋なども販売されており、大変有用ではありますが、薬やメガネなど、自分にとって必要なものが入っているわけではありませんので、中身についてはしっかりと自分で管理しましょう。
どんな鞄が良いのか?
鞄はまず丈夫であることが最重要です。そして避難の際に両手を自由に使えるリュックサックが最適です。
普段使っていないリュックサックがあればわざわざ専用のものを買わずに利用しても良いでしょう。
防水性が高い素材ならばなお良いですが、中にものを詰める際にジップロック等でも防水処置は可能ですので無理のない範囲で準備しましょう。
中に何を入れれば良いか?
最優先なのが以下の五点です。貴重品は入れておくと安心ですが、持ち出しやすい場所に貴重品を置いておくという防犯上の問題もあります。しかし、以下の五点は必ず入れておきましょう。
・普段服用している薬 … 新しく薬をもらったら持ち出し袋にしまい、古い薬から利用しましょう
・処方箋のコピー
・予備のメガネまたはコンタクトレンズ
・家や車の予備のカギ
・免許証・保険証・預金通帳・パスポートなど重要書類のコピー
避難中、避難所で最低限必要なもの
・懐中電灯
・軍手(二対)
・十徳ナイフ … 特にハサミの機能が最も重要なので、もし準備できなければハサミでも可です。
・救急袋 … ばんそうこう、ガーゼ、包帯、消毒液、ピンセット、三角巾などがパックされていると良いです
・レジャーシート 一人当たり1畳分以上、厚手で防水、防寒機能が優れたものが最適
・タオル(2~3枚)
・ポケットティッシュ・ウエットティッシュ
・ゴミ袋、ポリ袋 … 緊急時には雨具としても代用可能ですので、多めに入れておきましょう
・マジックペン・ボールペン
・予備の上着
・ソーラー充電器(携帯電話用)
他にも携帯トイレや女性であれば生理用品、また非常食や飲料水なども詰めておくに越したことはありませんが、重すぎたり大きすぎたりする持ち出し袋は不便で、逆に危険にもなりかねません。重さや容量と相談して無理がなさそうなら詰めておきましょう。
置き場所・個数は?
玄関・裏口等、もっとも避難経路として使いそうな場所にすぐに手に取れるように置いておきましょう。
個数は最低限一つは必要です。家族の人数分準備できるに越したことはありませんが、その際は特に重要で絶対に持ち出す必要のある持ち出し袋を決めて分かりやすく表示しておきましょう。